マンションの引っ越し挨拶はどこまですべきか?
マンションを購入して、引越しが無事に終わってから最初にすることは、引っ越し後の片づけなのではなく、引越しの挨拶です。賃貸マンションと違って、第一印象で住みやすさが異なってきますから、挨拶は疎かにしない方がよいですよ。そこで、引っ越しの挨拶はどこまでするとよいのでしょうか。いつ、どのように引っ越しの挨拶をすべきなのでしょうか。
■ 目次 ■
引っ越し挨拶とは
マンションを購入した場合、必要なのが人間関係です。マンションは選べますが、お隣の人間は選べません。新築マンションを購入して一斉に入居した場合でも、中古マンションを購入して後から入居する場合でも、よい人間関係を築くことが居心地を左右します。建物というハードよりも、人間関係というソフトの方が住みやすさに大きな影響を及ぼすのではないでしょうか。
共用設備が魅力の新築の新しいマンションを選んだとしても、人間関係が悪かったのならば、住みにくくなってしまいます。最悪の場合、売却して引っ越さなければならないという事態にもなりかねません。
新しく入居されたことは、引っ越しがあることで分ってしまいます。お隣が留守であれば分からないかもしれませんが、引っ越しの荷物を運ぶ姿をお隣が知っているかもしれませんし、エレベーターや廊下部分に養生が行われていたとしたら引っ越しが行われていると容易に判断できます。
引っ越し先が空室だった場合は、声や物音などで人の気配が少なからずしますので、新しい入居者が入られたことが分かってしまいます。人間関係を良好に保つコツは、引っ越し時の挨拶です。引っ越しの挨拶を行うタイミングも重要となりますけどね。
引っ越し挨拶時の“のし”は
引っ越しの挨拶を行う場合には、高価なモノでなくても粗品を用意しましょう。品物は、あっても邪魔にならないものを選ぶと相手も喜ばれるのではないでしょうか。ラップ・トイレットぺ―パー・ティッシュペーパー・タオルなどの日常生活用品やちょっとしたお菓子が無難です。もし、自分が引っ越し挨拶でもらった場合を考えるとよいのではないでしょうか。
引っ越し挨拶時の品物には、“のし”をつけましょう。品物を購入したときに、“のし”を付けてもらうように依頼しましょう。表書きは「御挨拶」、水引は「紅白蝶結び」、誰が引っ越してきたのかわかるように「名前(苗字)」は入れて、「外のし」にします。“のし”のついた品物を贈ることで、慶事ごとの改まった場面という印象を与えます。
引っ越し挨拶のセリフは
謙遜の意味で、品物を渡すときに、「つまらないものですが。」というセリフを言ってしまいがちです。しかし、つまらないものを貰う相手の気持ちを考えるとよくありません。品物を選ぶ場合に、「つまらないもの」を選んだのではないですから。
堂々と「お近づきのしるしにどうぞ。」と言うセリフを言いましょう。そして、子どもがいるのならば、「小さい子どもがいて騒ぐかもしれません。」と家族構成を伝えるとよいと思います。
引っ越し挨拶はいつ
引っ越し当日に挨拶するのが基本です。平日ならば、10時から17時くらいのお昼時を避けた時間帯がベストです。休日であれば、13時から17時くらいがよいでしょう。休日の場合は、ゆっくりと朝を過ごしているケースが多いので避けることが肝要です。
引っ越し挨拶はどこまで
マンションの場合の引っ越し挨拶は、引っ越し先の「上下左右」に接するお部屋で十分です。特に、子どもがいる場合は、階下のお部屋には「子どもが騒いで迷惑するかもしれません。」と先手を打っておくのがよいです。
管理人や理事長までは、積極的には不必要だと思います。ただし、たまたまフロントへ用事があって管理人と話す機会があれば、挨拶をしてもよいでしょう。
引っ越し直後は、誰が理事長であるのか分からないと思いますので、エレベーターに乗り合わせた人や廊下ですれ違った人には、通常の挨拶(朝なら「お早うございます。」、夜なら「こんばんは。」)を行えばよいと思います。
おわりに
一戸建てにお住まいの方であれば、「向こう三軒両隣」と言って、自分の家の向かい側にある三軒の家と、左右二軒の隣家に引っ越しの挨拶をすることと言われてきましたが、マンションの場合は、そこまで厳密に挨拶を行う必要はありません。
賃貸マンションで、大屋さんも一緒に住んでいる場合は、大屋さんにも挨拶をした方がよいですね。
マンションの引っ越し挨拶はどこまですべきか?
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